指先で送るアイシテル

あなたに出会ったから
あなたがいたから
恋を知った
恋が始まった
最初は指先で送る会話だけだった
なにげない出来事をお互い自分のペースで
でもだんだんそうじゃなくなった
携帯でいつもあなたを感じる手紙のマークを探してた
お互い仕事が忙しいから
遭えない日が続く
朝のメール
上司の愚痴メール
友達とのどうでもいいやりとりメール
コンビニで見つけたスイーツのメール
お父さんやお母さんやお兄ちゃんのどうでもいい話メール
おやすみメール
そして
愛してるメール
それがわたしとあなたを繋いでた
でもどちらかでもない
だんだんメールがお互い減り
なんでもないメールが送れられなくなった
指先が動かない夜が何度も
「アイシテル」の5文字が打てない
皆がLINEに変わってもわたしたちはメール
あのマークを感じてたから
あなたを感じてたから
でも・・
もう今はメールなんて入ることはない
あのマークと共にあなたはもういない
指先で送るアイシテル・・はもう届かない