あなたは山や川に囲まれた場所で生まれ育った
決して私も都会で生まれたわけじゃないけど・・
少し前まで「村」だったあなたの故郷
あなたはその故郷が大好きで
みんなから「田舎」とからかわれても「いいところだから一度来てみなよ」と・・
そんな故郷が大好きなあなた・・
私をよくその故郷に連れて行ってくれた
よく遊んだと話してた神社や小学校そして大きな橋
デリカシーがないから初めて好きな娘とデートした川辺の説明まで・・
いつかこの故郷に帰って来たいって話してた
小さな町だからみんなあなたのことを知ってて
友達から「お嫁さん連れてきたのか」ってからかわれて・・
「そう・・だ!いいだろ!うらやましい・・か!」って顔をまっ赤にして言う姿がかわいかった
この町で暮らすのも悪くないなと思ってた・・
あなたの実家は大野川の大きな橋の手前の道路沿いにあった
何回も行ってお父さんとお母さんと一諸に食事をごちそうになって
お父さんなんて「こんなバカ息子でいいんですか?ほんとにいいんですか?」って毎回言って
お母さんは「一人息子だから甘やかして育ててすいません」ってなぜか謝ってた
うまくやっていけそう・・と密かに思ってたけど・・
そんなあなたの町を通って行く用事があり10年振りにあなたの実家を通りすがりに見ると・・
二階に子どもの洗濯物がいっぱい干してた・・
あなたは望み通りこの町に帰ってきて大好きな両親と暮らしてるんだね・・
真面目で嘘が嫌いだったあなた
でもあの友達には・・嘘をついた
きっといい嘘だろう・・



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